2013-03-29
自作ストーブの改良
前記事で示した通りホンマのストーブ「燃焼工房」が大きなドーム空間を「素早く」暖めるのにベストのような気がしたので、ネットで注文、それを受け取るため富士山へ久しぶりにやって来た。最大45坪用だというこの焼却用ストーブの大熱出力で本当にドーム内が暖まるのだろうか?今日は寒い。
5℃
荷物の到着は明日、それまでにやることがいっぱいある。
その一つは既存のストーブの改良。以前のスケッチ図のように、HR部(ヒートライザー、薄い銅板製の筒)まわりをパーライトで断熱すればより燃焼効率が上がるだろうとの魂胆。
が、よくよく考えるとその部分はストーブ本体の厚手の壁に囲まれ、写真1のようにすでに二重になっている。従って壁が温まれば中のHRは断熱されたのと同じ状態と思われる。わざわざパーライトを詰めて分解掃除の時にそれがパラパラ漏れて厄介な作業になる恐れのあることをする必要もないのではないか、と思いはじめた。
写真1(銅板製HR筒)
カインズで見つけた150-200mm径の異径管 (=ホンマのストーブをロケットストーブ化して掘りごたつのある畳下にオンドルよろしく200径の長いスパイラル管で配管暖房する予定で買っておいたもの)を元の銅板製HR筒の周りに差してみた(写真2)。
写真2(異径管)
大口径の方を下にして差し込むとうまい具合にベルマウス壁にしっかりと固定できた。(燃焼ガスの二次燃焼による更なる膨張を考えれば上下逆がいいかもしれないが、150mm径の方を下にすれば時計ストーブの上面まで異径管が突き抜けてしまう。ベルマウス下の穴径は180mm故)。
この筒の周り壁との空間にパーライトを詰めると完全な断熱壁が完成する予定だった。が、この空間をHR下部の隙間から吸い込まれる(二次)空気の通り道として残す方が、HR出口で燃焼ガスとこの二次空気が混合し好都合ではないかと、またしても現場での勘で変更する。(パーライトの代わりに耐熱布で巻けば断熱と通気が同時に可能になりそうではあるが)。
丸い隙間から二次空気が出てくるはず
燃して見る。
HR周りから出てくる空気と未燃ガスが混合しやすいように200mm径のストレート管をさらに被せた状態、さらに手元の金網を載せてみた。
<未燃ガスの二次燃焼とは>
HR内で燃焼ガスが極く高温になれば自ずと完全燃焼しやすくなる。またHR壁自体を真っ赤に焼けた状態にすればそれに接触する未燃ガスも二次燃焼しやすくなるだろう。そのため熱伝導の良い銅板製のHRにしたわけ (銅は耐熱温度が低くすぐ柔らかくなるのが欠点ではある)。出口に半球型金網をかぶせてそれを真っ赤に焼いた状態にしても未燃ガスを二次燃焼させるのには有効かも。
以前のスケッチ図
こんな案どう?
以下その他の参考写真
時計型ストーブの元の排気口(煙突接続部、写真)からは空気がわずかに吸い込まれているのが蚊取り線香の煙の動きで確認できる。これは二次燃焼空気の様な役目をしているかもしれない。燃焼効率をあげられるならば、ここから積極的にファンで送気することも考えられる。一応on/off 程度の調節弁を付けておく。
上から見たストーブ全体図、全体が放熱部となっている
今日は非常に寒いので、避寒場所として掘りごたつに潜って頭だけ出してネットサーフィン、電気絨毯と送風機付きセラミックヒーターが入った掘りゴタツは暖かく避寒場所に最適、ついウトウトしてしまう。モフモフのような避寒場所ももう要らないかな。
いきやりの湯のあとで、いつものガストで
以上 Posted from iPad
多摩境Cainzで
「さようなら」の前に
登録:
コメントの投稿 (Atom)
人気の投稿
-
今日はホンマのストーブ「燃焼工房」の配達予定日だ。まだ富士山は朝夕は寒い。とりあえずジェットヒーター点火、あっという間に暖かくなる。 ジェットヒーター ジェットヒーター点火後10分後の室温 午後、荷物が来るまでノンビリ、どこに設置しようかなど思案。玄関あたりがい...
-
今回も2泊3日の予定(6月14~16日)でやって来た。 まずお片づけ; 廃棄のテントの底に付いていたビニール(青色)を切り取り、また雨漏れしそうになってきた煙突にそのビニールをかぶせる作業などを行う。高所での作業なので、要注意だ( スライドショー )。↓ それ...
-
ボクが富士山にドームを建て始めた20年ほど前(1990年当初)、近くに一人で1年くらい掛けて建てた人がいると聞いて訪ねてみた。 ドームの内装の断熱材を大量に納めたという建材屋さんから場所を教えてもらった。 まだ若い青年だった。 ずうずうしくドームの中を見せてもらった...
-
昨夜手配した材木を朝早く起きて組み立てる。電動ドライバーだけの作業なので、周り迷惑になるような音を立てないので、こうした組み立て作業は早朝や夜向けだ。とにかく今回は時間がない。 2階の垂木(2x4x2.7m)を約45cm間隔で並べてみる。垂木の梁への固定(転び止め)として、L...
-
2階で小さなテントを張って、2人で寝てみる。せっかく用意した新パティオより、孫娘はこちらが好きそうで、前回はキャンプベッド+ 蚊帳で寝た 。今回はテントでということで嬉しそうだ。この歳になった自分でも、遊び心のある2階でテントで寝るほうが好きだ。孫たちもアウトドアが好きにな...
-
以前 ココ で紹介した、うちの近くに住むドームの鉄鋼アーティスト倉田光吾郎さんがまた、得意の溶接技術を使って、今度は人が乗れて動く大型ロボットを作っってしまった。アニメブームの現在、大変な人気のようだ。目の付け所がとてもいい、というか、やはり好きなことに没頭しているところがいい...
-
蒔の焚き火のように見える鉄製の大型暖炉を設置した。といっても、ガス式暖炉だ。10何年も前、アメリカオレゴン旅行の際、セール中の大型ジャグジー(jacuzzi社製)を見つけ衝動買いした時、一緒にシアトルのDepotで買ったもの(WinRich Perfecta↓今はない)。 ドーム...
-
天井のシーリングファンや三角窓、三角窓からの空などが見えます。夏は涼しく寝られます。 こんなまとめサイトみつけました⬇ 意外な発想!室内「テント」でリッチタイム スライドショーは コチラ 。 Red Rocker 2010'...
0 件のコメント:
コメントを投稿