こんなとき多くの災害避難民が生まれる。家を失った人々のために緊急テントが作られる。いつも思うことだが、こんなときドームハウスは多くの人を収容できて、すぐに作れるのに、どうして使われないのかと思う。近くで組みておいて、ヘリコプターでも運べる軽さだ。おわんを伏せた形をしているので、ハリケーンにも地震にもめっぽう強い。
Mother Nature vs. Natural Spaces Domes(自然災害とドームハウス、Natural Spaces Domes社のHPより抜粋)
http://www.naturalspacesdomes.com/storm_stories.htm
上記URLは本投稿タイトルをクリックしても、見れます。

三角パネルで出来ているので、部品としてコンパクトに備蓄しておくことも出来る。屋根貼りが少々面倒だが、緊急ならばブルーシートで覆っておくことでもOKだ。不要になれば解体することも出来る。1970年代の大阪万博の米国館として見られた人もいるかと思うが、中に入るとその空間はすばらしいので、他の施設として流用することも可能だ。もともとドーム開発者のバックッミンスターフラー博士も非常用にこれを念頭においている。
確か中国でも、ドームハウスの集団地域があると一昔前何かで読んだ(米国で出版していたドーム雑誌だったかな)。日本でも一部の人しか知らないし、もっとも多く建設されているという米国でもなかなかドームハウス自体を知ってる人は少ない。15年くらい前にはすでに米国で20万棟くらい建ってたが、その頃米国のいろんな書店でドームハウスの書物を探してもらったが、知ってる店員は皆無だった。近くにいた若者がGeodesicドームといわないとわからないよと教えてくれた。それでもなかなか見つからず、やむなく米国の友人にGeodesicドームと名のつく本を片端から探してもらうよう依頼したが、送ってくれたのは望むものとは違う本ばかりだった。
この地球環境の時代、エコエネルギーのドームハウスのすばらしさに早く気づいてほしいものだ。1970年代には自然を守ろう、工業化社会を見直そうという若者、ヒッピーが主体となりエコドームの建設が盛んだったが、現在は頻発する災害に見られるように地球本体が危ない状態なので、ドームハウスが再び脚光を浴びるといいなと思う。
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