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2013-03-30

ホンマ製の燃焼工房、テスト燃焼



今日はホンマのストーブ「燃焼工房」の配達予定日だ。まだ富士山は朝夕は寒い。とりあえずジェットヒーター点火、あっという間に暖かくなる。

31 10:58ジェットヒーター 31 10:58ジェットヒーター点火後10分後の室温

午後、荷物が来るまでノンビリ、どこに設置しようかなど思案。玄関あたりがいいかな?蒔の運び入れも楽だし、鋼板製のストーブ本体に触れやすい場所も子供達には危険なので、ちょっと離れたところでもあるし。

このストーブをロケットストーブ化して煙道を長く取れるようになったら、設置場所から掘りごたつのある畳部屋の下をスパイラル管を通し床下暖房にして、排気口を既存のストーブに繋ぐ計画。しかし、煙突からの余熱がどのくらいあるか見てから決定しても遅くない。余熱がそれほどないならば、煙道等の部品代や労力が無駄になってしまうので、この床暖房の件は追い追いに考えよう。



午後3時過ぎに荷物到着、業者が軽々とデッキ上まで運んでくれる。手押し運搬グルマを用意してあったのだが不要、重量は19kgと軽い。それにしても200kgほどの重量のある鋳物製ストーブにしなくて良かったと思う。どんなに重いものでも工夫次第で何とかなると思うが、今の齢では無理は禁物、重量も製品の選択技のひとつになってしまった。

31 14:40ホンマの燃焼工房

試しに屋外のデッキ上で試験的に燃してみる。煙が漏れるので屋内では使えないという評価もあったのでそれを調べるためだ。また一気に屋内で燃すというのも危険と思った。

31 16:02屋外デッキで

その前に、手持ちのペール缶で内缶を作る。穴の開け方などの作り方はココを参照した。内缶使用の目的は、鋼板製ストーブの短所である短寿命を延ばすためにストーブ本体の温度をあまり高温にしないこと、および蒔など燃料材の配置をし易くして燃焼効率を増すためだ。また、内缶の周りに空気層が形成されるので、内缶を出た燃焼ガスの未燃分もその空気と混ざり合って完全燃焼することが期待できる。排気口の煙突に耐熱性布を巻いたのも、ロケットストーブの原理を少しでも取り入れ完全燃焼を目指すため。

31 15:30ペール缶底の空気取り入れ穴
31 15:29紙筒(屋根下シート材を巻いてあったもの)

ペール缶の底に直径7~10cmの穴を金切りハサミで切る。ついでに、周囲6箇所に切り込みをいれ、旋回流を得るため曲げておく。またこの穴の周囲に適当に空気取り入れ用小穴を12個、ドリルで開けておいた。

(2013.10時点の穴あけ状態)


真ん中の大きな穴の上には紙筒をおき、その周りに燃料の木材などを詰め込み、点火後、この紙筒自体が燃え尽きるようにした。紙筒はものすごい勢いで燃えるはず(ココ参照)。 31 16:15紙筒内に点火
31 17:25ストーブ前面の耐熱ガラス窓から炎を見る

31 17:51煙突からはあまり煙もなし

image 小型送風ファンで空気を送ると燃えやすい。ロケットストーブの原理も同様だが、空気の流速を上げると高温で完全燃焼し易い。鍛冶屋の溶鉱炉用フイゴのようなファン、煙突の吸い込みが弱い時に有効だ。

本体上板からの煙の漏れもなく、危険でもないというのがわかったので室内に移動。その後、温泉へ。

31 20:21 いきやりの湯の後、ガストで夕食とお決まりのコース。 夜、ドーム内に持ち込んだストーブの位置決めをする。夜は寒いので、またジェットヒーターで暖を取った。

31 22:48



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2013-03-29

自作ストーブの改良



前記事で示した通りホンマのストーブ「燃焼工房」が大きなドーム空間を「素早く」暖めるのにベストのような気がしたので、ネットで注文、それを受け取るため富士山へ久しぶりにやって来た。最大45坪用だというこの焼却用ストーブの大熱出力で本当にドーム内が暖まるのだろうか?今日は寒い。

image5℃



荷物の到着は明日、それまでにやることがいっぱいある。
その一つは既存のストーブの改良。以前のスケッチ図のように、HR部(ヒートライザー、薄い銅板製の筒)まわりをパーライトで断熱すればより燃焼効率が上がるだろうとの魂胆。

が、よくよく考えるとその部分はストーブ本体の厚手の壁に囲まれ、写真1のようにすでに二重になっている。従って壁が温まれば中のHRは断熱されたのと同じ状態と思われる。わざわざパーライトを詰めて分解掃除の時にそれがパラパラ漏れて厄介な作業になる恐れのあることをする必要もないのではないか、と思いはじめた。

image写真1(銅板製HR筒)

カインズで見つけた150-200mm径の異径管 (=ホンマのストーブをロケットストーブ化して掘りごたつのある畳下にオンドルよろしく200径の長いスパイラル管で配管暖房する予定で買っておいたもの)を元の銅板製HR筒の周りに差してみた(写真2)。

image写真2(異径管)

大口径の方を下にして差し込むとうまい具合にベルマウス壁にしっかりと固定できた。(燃焼ガスの二次燃焼による更なる膨張を考えれば上下逆がいいかもしれないが、150mm径の方を下にすれば時計ストーブの上面まで異径管が突き抜けてしまう。ベルマウス下の穴径は180mm故)。

この筒の周り壁との空間にパーライトを詰めると完全な断熱壁が完成する予定だった。が、この空間をHR下部の隙間から吸い込まれる(二次)空気の通り道として残す方が、HR出口で燃焼ガスとこの二次空気が混合し好都合ではないかと、またしても現場での勘で変更する。(パーライトの代わりに耐熱布で巻けば断熱と通気が同時に可能になりそうではあるが)。

image丸い隙間から二次空気が出てくるはず

image燃して見る。

imageHR周りから出てくる空気と未燃ガスが混合しやすいように200mm径のストレート管をさらに被せた状態、さらに手元の金網を載せてみた。


<未燃ガスの二次燃焼とは>
HR内で燃焼ガスが極く高温になれば自ずと完全燃焼しやすくなる。またHR壁自体を真っ赤に焼けた状態にすればそれに接触する未燃ガスも二次燃焼しやすくなるだろう。そのため熱伝導の良い銅板製のHRにしたわけ (銅は耐熱温度が低くすぐ柔らかくなるのが欠点ではある)。出口に半球型金網をかぶせてそれを真っ赤に焼いた状態にしても未燃ガスを二次燃焼させるのには有効かも。

以前のスケッチ図

imageこんな案どう?




以下その他の参考写真

30 12:48 時計型ストーブの元の排気口(煙突接続部、写真)からは空気がわずかに吸い込まれているのが蚊取り線香の煙の動きで確認できる。これは二次燃焼空気の様な役目をしているかもしれない。燃焼効率をあげられるならば、ここから積極的にファンで送気することも考えられる。一応on/off 程度の調節弁を付けておく。

image上から見たストーブ全体図、全体が放熱部となっている

image今日は非常に寒いので、避寒場所として掘りごたつに潜って頭だけ出してネットサーフィン、電気絨毯と送風機付きセラミックヒーターが入った掘りゴタツは暖かく避寒場所に最適、ついウトウトしてしまう。モフモフのような避寒場所ももう要らないかな。

imageいきやりの湯のあとで、いつものガストで

以上 Posted from iPad

多摩境Cainzで


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2013-03-23

ロケットストーブ その7(熱容量増強案)



大きなドーム空間を暖めるのに、大型薪ストーブをDIYするための情報をココで集めていたが、そろそろ結論を。

ヤッパリ予算との関係で安いほどいいし、いつもの癖で買うだけでは面白くないので何か改良できる、夢を持てるものを選びたい。とは言え、手抜きもしたい。

で、下図のようなプランはどうだろうかと思っている。

HONMAの燃焼工房(下記 1)という名の焼却用ストーブのような鋼板製の安価な丸胴体形のストーブを用いた案だ。 このストーブ、名前から言って木工工房のようなところで残材を燃すた人のために作られたものだろう。 一番大きなもので40~45坪の暖房能力があること、本体価格も18000円ほどと手ごろなところが魅力。

1) 品名 ストーブカマド 品番 SKS-510 特長 変わらぬデザインが懐かしい多目的な丸型ストーブカマドです。 暖房、野外調理、防災用品と様々な用途でお使いいただける優れものです。 本体サイズ 約 φ500 x H840mm 重量 約 19kg 煙突径 約 φ120mm(※他社製煙突とは接続出来ない場合がございます。) 最大薪の長さ 約 550mm 最大熱出力 14000kcal(MAX) 暖房面積 40~45坪 付属品 エビ曲、二ツ割、脚3本 生産国 日本 製造 販売元 株式会社ホンマ製作所(新潟県新潟市) ※品質向上のため予告無く仕様を変更する場合がございます。 ※商品画像の色合いは、画像処理上 若干異なる場合がございます。予めご了承下さい。

口コミレビューによると薄い鋼板製なので、(屋外で?)頻繁に使うと2年くらいしか持たないそうだ。これ欠点。

本体壁(の金属を真っ赤に焼いてしまうことが寿命を短くする原因なので、これを避けるためもあって中にペール缶を入れて2重にして(ソーダストを燃料として)壁の温度を下げている人もいる。 ボクとしては、2年くらいで穴が開きダメになったとしても、安価なので取り替えても良いし、本体まわりをレンガやモルタルなどで囲んで洒落た暖炉として再利用するのも面白いかなと思っている。

ストーブの燃焼効率を上げるため排気口にロケットストーブでいうヒートライザーをつけてそこで燃焼ガスを2次燃焼させる案なども浮かぶ。それがこれ;

燃焼工房をロケット化する案

ロケット化すれば、次のようなメリットがあると考えられる:
第1にガスの最高温度の箇所を本体内から外部(HR)に移せるから本体の寿命が延びる。欠点解消(?)。
第2にガスの熱エネルギーの増加ととも排気する力も強くなるので、長い煙突(排気流路)が採用できる。
第3にこの長い煙突部を熱交換器(HEx)として利用して、HRを出たガスのエネルギーを室内へ放熱し暖房能力を増すことができる。


本体の上に直接HRを置く方が火力も強いと思われるが、太いマキを入れる所が無くなる。サイドには小さなガラス窓付き口はあるが。

Honmaの150φ煙突と蛇腹エルボを利用すればほとんど手間なく熱交換器(HEx)を作れるが、問題は煙突の費用、ストーブ本体と同額くらいかかる。万一、(というかかなりの確率で?)失敗しても、元のホンマのストーブのまま燃やせる。この逃げ道って意外と大事(冒険心皆無、苦笑).注意:燃焼工房の元の排気管の直径は120mm。
ただHExは手持ちの金属板などを用いて簡単に作ることも出来る。手間との関係で思案中。

⚫もっともっと、手抜きをするなら格安の完成品国産ダンリッチ600、4ー50坪用や、75坪までともっと大きくて、同じくらいの値段の最新ホンマHTC-90TX(中国製?)が見た目も綺麗でいいのではないかい?と思ったり、浮気心満々の今日この頃。

Honma 鋳物薪ストーブHTC-90TX
image ニューモデル、ハイグレードになって登場 60~75坪用、特価:135,850円(税込)
HTC-90TX
本体サイズ W742×D541×H734mm
重量 198kg
煙突径 150mm
最大薪長さ 550mm

最大熱出力 約23,000kcal
暖房面積 60~75坪

燃焼タイプ 輻射式・二次燃焼
メーカー ホンマ


◎ 上のスケッチで燃焼工房をロケット化したとしても、このHTC-90TXほどの熱量を取れるかな、大いに疑問。だとすれば・・・。でも、重くて持ち込めない。軽いのはないだろうか?

⚫軽さの点でHondaの鋼板製はどうか、でも190kgと10kgしか変わらない。

image 鋼板製薪ストーブ バルカン AD-3600 (ホンマ製作所) 以下仕様など;

■鋼板製薪ストーブの傑作が登場
シンプルな操作性で、高い燃焼効率を実現した鋼板製薪ストーブ。 大きなガラス窓(パノラマウィンドウ)で2次燃焼の美しい炎をお愉しみください。 バルカンシリーズの最大機種がこのAD-3600です。 吹き抜けのある広いお部屋やエントランスに最適なストーブです。販売価格:207,270円(税込)
商品詳細 本体サイズ W769xD539xH859mm 使用燃料 乾燥薪 材質 鋼板 最大薪長さ 650mm 重量 190kg 最大熱出力 約21,500kcal(MAX) 煙突径 φ150mm 暖房面積 60~70坪 煙突位置 上部 付属品 ストーブ温度計 インチ対応アダプター 燃焼方式 二次燃焼式、輻射式 対流式 生産国 中国

これでも、重すぎて、どうしよう? う~ん、ますます混乱してきたぞ。


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2013-03-22

RSスケッチ集


富士山での薪ストーブの改良のためにスケッチ図?だけを集めてみました。 スライドショーはココ
22 10:4022 10:3922 10:3922 10:3722 10:3622 10:36
22 10:3522 10:3422 10:3322 10:3322 10:3222 10:31
22 10:3022 10:3022 10:3022 10:2922 10:2922 10:28
22 10:2822 10:2722 10:2722 10:2622 10:2622 10:25
2013.3.22現在

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