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2012-09-04

アーティスト大串孝二さんと千葉の土地

今から30年ほど前、富士山の土地を求めたあと4年ほどして「富士山は寒い、やっぱり暖かい土地にも遊び場所が欲しい」と思い、千葉房総にも土地を手に入れた、300坪。人里離れた牧歌漂う土地の話。

当時からそこに住みつく予定の方で、仲間と共に周りの土地を一括購入する世話してくれたO氏がいた。なかなかいい土地を見つけるのが難しかったバブル経済の時代、みんな飛びついた。夢があった。周辺を山に囲まれた1500坪程の土地、仲間5人と分け合った。当時複数の地主がいて、それをまとめるのにO氏は苦労されたようだ。



写真右が大串さん

その中には若きアーチスト、大串孝二さんもいた。千葉で学校の教員をされている方も二人入っていて、みんな若かったから、時々集まったりした。一区画200坪から500坪で、大串さんがもっとも広い土地を買った。

O氏の丸太小屋

その後実際にそこに電柱と枕木で家(上写真)を建て住み付いたのは、世話役O氏。その数年後、大串さんが別荘を建てた。その他のみんなも同じような夢を持っていたが、現役の仕事で多忙のためか実現しなかったようだ。

その後、世話人だったO氏は他人に土地と家を譲り?、今はそこにはいない。そのため訪れても、当時の仲間には会えないでいる。でも今から10年ほど前か、たまたま来られていた大串さんと奥様にお会いできた。懐かしかった。その際、家の中を見せてもらったことがある。



土地購入当初、若き大串さん、川沿いの竹林を皆で手入れしていた時、そこに将来、「アーチスト仲間たちの演劇舞台を作れるといいな~」と、夢を語っていた。その場所は自分たちの土地からちょっとだけ下段にあるので、舞台が見下ろせるはずだった。

大串孝二さんの画像検索から

ある時銀座の地下でやっていた大串さんとその仲間の演劇を、家内と一緒に見に行ったことがある。演劇ではかなづちで単に?ガラスを割るシーンや、真っ白く化粧した能面の韓国女性の奇妙な?踊りなどがあり、凡人のボクたちには理解不能な内容であった。でも大勢の若い演劇仲間が集っていた。大串さん、その後も国際的にも活動しており、今は知る人ぞ知る大物アーチストとなっている、らしい。どこかの大学の先生も兼任されているとか。注目!

ところで、この地へは仲間うちで最も遠いところに自宅のあるボクは、なかなかそこに行く機会がなくなっている。20年ほど前から、富士山でドームを建て始めたのが行けない最大の理由だが、機会を作ってまた行って見たいものだ。



当時は、仲間みんなで周りの竹林の太い竹を刈ったり、土地に生えた細い竹や雑木を刈ったり、また業者に頼んでは公道から土地まで道路を引いたり、各自の土地に砂利を入れて駐車場を作ってもらったり、井戸を掘ってポンプをつけて鉱泉を引いたりしたものだが、当時のO氏と今の大串さんを除いて、まったく使わないでいる。あるとき栗の苗木を何本か持って行って、自分の土地に植えたこともあったが、暫くして行ってみると、勢いのいい雑草に負けて無くなっていた。

この土地には、竹を刈りに行ったついでに一度だけ、家内とテントを張ってキャンプしたことがあった。昼間は暖かく、テントで寝そべっているとなんとも心が安らぐ。夜になると涼しく、真っ暗闇の中、周りの山から猿のわめく声が響きわたった。彼らの領域を侵すよそ者の我々を、猿ながら必死に脅していたのだろうか。

そのほか、土地取得後しばらくして、ある大手宗教団体が周りの広大な山を買い取り、墓地を作る計画が持ち上がった。最初90%反対の町民が最後にはほぼ全員が賛成に回るほど、あの手この手の買収が激しかったようだ。でもナショナルトラストによる反対運動が起きたりして没。ボクたちもその宗教団体がすでに作っていた墓地を群馬県までみんなで下見に行ったりしたこともあった。



この地からは東京湾の海水浴場にも近く、鴨川など太平洋側の海の町にもクルマで30分ほどと近い。山側には、森永のエンジェルゴルフ場やマザー牧場もある。それまで余り馴染みのなかった房総半島の内陸部も、クルマであちこち走り周ったおかげで詳しくなった。
ボクの趣味の関係で、木工広場「もくもく(ドームの喫茶店付き)」を訪れたり、ログハウスを見つけては立ち寄ったり、深夜になってでも目ぼしい売り出し物件を探しに行ったりで忙しかった。



それに、休日ごとに名古屋の勤め先(横浜在住)からやって来てはドームを一人でDIYしていた方とも知り合いになったり、...今はどうされているかな?、あの方。

ただ数年前に訪れたときに、この地を流れている小川沿いの山も切り崩されていたのを知る。山合いの土地が随分と開けた感じになってしまっていたが、購入当時のあの里山の風情がなくなっていく?と思うと、複雑な思いだ。今はどうなっているのだろう。





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