ドームの内装の断熱材を大量に納めたという建材屋さんから場所を教えてもらった。
まだ若い青年だった。
ずうずうしくドームの中を見せてもらった。
だだっ広いドームの真ん中に机がひとつあり、ドームの脇には天井への階段がワイヤーで作られていた。
そこへ登らせてもらった記憶もある。ユニークな階段は天井へ登るためで、その発想に驚く。また自転車のような車輪を回すと、歯車&ワイヤで天窓が開く構造だとの話だった。
ドーム横の白い工場建物では別の人たち(確かひげを生やした人もいた)が鉄でストーブなどを溶接で作っていたので、その人たちが鉄鋼職人と思っていた。
最近気になって、ドームを検索していると、この人は倉田光吾郎さんであること知る。今は新気鋭の鉄鋼アーティスト。
ついこの人のブログや 作品に見入ってしまった。今は社長でもあるそうだ。

あれから17年近く、好きなことに懸命に打ち込んでいると、こうなるのかと感慨深いものがある。履歴を見ると19才の若い頃から、その才能はあったからなおさらだ。
ほかに当時、写真家で富士山の真正面の野原に自力でドームを建てた若い人が雑誌に載っていた。その人も富士山が好きでそこにドームを建てて、富士山の写真に没頭。いまは著名な写真家となっている。大山行男さん。
好きなことに没頭し続けていると、人が集まり、有名になり、かつ生活がなりたつ。
好きなことをやっているのだから、本人はそんなことは気にならないのだろうけれど。
昔はそうは行かなかった。文学者にしかり、天文学者にしかり。今の日本は幸せだ。
努力がある意味、報われる。
ところで、若くして好きで山中で炭焼きになったという「あの人」は今はどうしているだろう。
それに、学校を早期に退職し、伊豆でバブル後の別荘予定地の膨大な土地を購入、一人でブルドーザーを動かし、馬鹿でかい建物を建てていた「あの人」も気になっている。 確か、比賀 健二さん・・
(ココに最近の比賀さんの様子を記しました)

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