以前から何回か入ったことがあるこのかまぼこ型の喫茶店、帰京の際に久しぶりに寄ってみた。
柱のないこのタイプの建物の例に漏れず、外観はちっぽけだが中に入るとその大きさに驚く。とはいえ、今回のはとても小さいので、それほどでもないが、思った以上に広さを感じる。別荘なら、これで十分だ。手入れも簡単だし。
半球型のいわゆるジオデジックドームと違い、この蒲鉾形のドームは、なんといっても屋根貼りの容易さが利点(水平方向には直線だから)。建物の構造としては、カーブした人工の梁が10~12本ほどあれば、あとは水平に板材を貼っていき、その板材の外側に屋根材を貼るだけ。ここの建物のように内側はその材(カナディアンシーダー材)が直に出ているので、内装は不要。梁との梁の間に断熱材を入れれば夏冬、もっと快適だろうが、なくても夏はちょっと暑いが、冬はあったかい(夜は寒い)。
写真のように、梁と梁の間に出窓をつければ、空間もさらに広く感じられる。この大きさで内部はこうだから、もっと大きなもの(例えば諏訪湖の街にある焼肉店や安曇野近くの焼肉店、多摩センター近くの珈琲店など)は中に入るととても壮観だ。また富士山のボクのドーム近くにもこれの大きなタイプの別荘がある。まだ入ったことはないがさぞ壮観だろうと思う。
ひと昔(3~40年前)のこと、当時流行し始めたログハウス展が晴海であった。こんかいの喫茶店くらいの大きさのカナディアンシーダーハウスも展示されていたが、キット?で750万と聞いて、当時の貨幣価値から考えてその高価なことに驚いた記憶がある。今では人件費をいれても、1000万位で建つらしい。
これは長野県の安曇野の林友という会社が作っているレッキとした国産品、カナダにはこうした建物はないそうだ。木材会社の社長がカナダ好きが高じて発案か?カメラ好きでも有名な社長は、珈琲チェーン店として、2~30年前にはあちこち建てたみたいで、多摩センター近く(永山)にもある。10年ほど前、社長直々のサイン入の立派なん写真集をもらったが(友人から)、その後この社長さんはどうしているだろうか?
富士山のカナディアンハウス
2011-08-01
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