このシーダハウスはかつてボクが、今のドームハウスを決めるとき一候補とした建物である。当時(20年以上前)晴海のハウスの展示会場で見つけた小型のものでも750万円とかしたのであきらめたいきさつがある。でも今となってはその方が屋根に落ちた枯れ葉の滑りやすさなどのメンテナンス、再度の屋根貼りの容易さ、内装がそのまま本体の骨に貼ったシーダ板材で済んでしまう、などの点からむしろこの方が建て易かったかなとも思う。富士山の我がドームへ通う途中にもいつも綺麗なシーダハウスがあるので、よけいそう思うのかもしれない。
でもね、はじめから何もかも一人で作るとなると、少なくとも本体骨のカーブした柱(集成材)は買いそろえなくてはならないので、完全自作は無理だろうとは思うけど。
とにかく、フラーのドームハウスの屋根貼りをほとんど一人で四苦八苦しながら1、2年間もかけて貼ったボクの経験として、はっきりいえるフラードームの欠点は、①屋根貼りの手間と②雨漏り防止の困難さ、の2点。お椀を伏せた形のフラードームは、なんたって、シングル屋根材をその表面の湾曲にそって水平に貼らねばならず、屋根材をいちいちそれにあわせてカットする手間が必要で、その苦労は並大抵ではなかった。もう二度とやりたくない作業だ。
その点、カナディアンシーダハウスは湾曲が垂直方向だけ、水平方向には直線なので、カットする手間は要らず材料の材料の無駄もなく、超簡単、雨漏りもあまりなさそうだ。また屋根材の選択範囲も大変広い。
中に入ったときの空間の広さは、概観からは想像できないほどに広く感ずるのはドームハウスと同じだ。小さいものでは郷里徳島の空港入り口や、多摩ニュータウン近くの道路脇(カナディアンコーヒーショップ)などに見かける。もともとコーヒショップとして日本中で建築販売されたため、ともにコーヒー店として今も営業中で、ボクも好きでよく訪れる。
大きなものでは、諏訪市の通りのステーキハウス(カナディアンロッキー諏訪店)や安曇野近くの林友の展示場脇に建っているステーキハウス(現存?)がある。前者は大型だが、概観ではそうでもなく、中に入った途端その大きさに驚く。
今回写真で紹介するのはこれらとは別で、カナディアンシーダハウスに非常によく似たチャペルだ(内部構造が全く別物かどうかは知らないが)。日帰り温泉に訪れた浜名湖の浜名湖ロイヤルホテルの庭で見つけたホテル付随の結婚式場で、あまりの美しさでつい勝手に中に入って、写真を撮ってみた。内部は壮観、大きな窓も印象的。
フラードームも中に入った感じはこれと同様壮観だ。だからフラードームも街なかでコーヒーハウスにでもすれば目立つし、人気の場所になるのではないか、と思うのだが。とくに2階からの眺めを楽しみながらお茶などはすばらしいと思うのだ。もちろん全国には探せばあるのだろうが、ボクの近くではコーヒ店やステーキハウスなどお店としては、見たことがない。あれば通うのだけれど。あれは数年前のこと、娘の結婚式にJR恵比寿に行ったとき、恵比寿ガーデンのすぐ横で、若者でにぎわっていたドームハウスの店を見つけた。今はネットでみるとすでに無いようだが、そのドームには、2階の窓に雨よけのためのスライド開閉式の覆いがあって「そのアイデアいただき!」と思ったことがある。
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