2013-04-15
ドームハウスとLloyd Kahn氏
1970年代の都会を出て野に帰ろう(こういう表現がいいかわからないが、いわゆるヒッピー族)の一人、ロイドカーン(Lloid Kahn)。初めドームハウス推進の第一人者、のち反対意見の持ち主。
Casio Exilim携帯(電話)カメラを手にするLloyd Kahn氏(ココから)、同じカメラを愛用している自分として親しみを感ずる。
確かに彼のいう反対意見には納得できるものがある。とくに、屋根張りの大変さが第一の理由、すなわち屋根張りが大変で、業者に依頼すればその手間代に普通の屋根の何倍ものコストがかかる。そのためドームのうたい文句、「建物の空間体積に比べて材料費が少なくて済みエコ」というドームハウスの長所、がそれで吹っ飛んでしまう。もちろんDIYすればコスト低減は可能だがそれはそれでその労力たるや、大変すぎる(ボクの経験からも)。また、どうしても雨漏りがしやすい、いや必ずする、ということも、彼が推進者から反対者に鞍替えした理由だ。
それはともかく、このお方には建設当初にはいろいろ学ばせてもらった。またドームハウスの考案者でもある(晩年の)Buckminster Fuller博士の考え方にも大いに魅せられたこともドームをDIYし始めたきっかけ。ご両人の本も随分取り寄せて読ませてもらった。
ドームを建て始めて早や20年。その間、終わることなく延々と続くDIY作業は苦労も多いが、反面、いつまでも飽きることがない。非日常的な丸くてだだっ広いドーム空間がそう思わせるのだろうか。実際、この空間の中でいると心が広がり、若々しく楽しい気分でいられる。三角形パネルの集まりで出来た半球型ドームハウスには何か謎めいた力があるようにさえ思えるのだ。
今朝、ひょんなことでKahn氏(のサイト)に出くわし、懐かしい思いがした。20年前の1990年当初はインターネットがまだこれほど発達してなかった時代なので、もっぱら彼らの書物を集めて読み漁ったものだ。どの本も見ていて楽しい。
彼のサイトに紹介されている最近の著作にも興味がある。でもこれ以上本は買いたくないので、近くの図書館で探して読みたい。でも特殊な本かも、なので、置いてないかもしれない。
「ヒッピー ロイドカーン」で検索
Posted from iPad
ポチっと応援よろしくお願いします
セルフビルド、ログじゃないけど
登録:
コメントの投稿 (Atom)
人気の投稿
-
次の日、…続き;DIYでは3日目 延長した垂木ともをしたからみると。どこに補強用梁で下から受けようかな、と思案(上の細い板は位置決め用の尺) 「小さなリビング」から見た天井トップ。この部分の二階床は貼らずにおこう。この眺めを消すのは惜しい。 増設した二階部分(全...
-
もうほとほと嫌になったロケットストーブだが、最初銅板で広く作ったときにはうまく行ったので、広い通路面積でもう一度作ってみる。高温に耐えられるように再度、耐熱煉瓦出通路を形成(+隙間はパーミュライトを詰めて)。 結果はやはり着火が難しい。熱マスの大きな...
-
8月末の夏休み最後の週、家族みんなでドームに集まる予定だったが、お流れ。次回は9月末頃、その前に2階への階段を完成しておきたい。 と思い、またドームにやって来たが・・・。 階段の...
-
ココ で取り上げたジェットヒータ、点火してみる。約3万Kcal、家庭用ファンヒーターの約10倍もの暖房能力?、ものすごい音で燃える。この音、問題だなあ。多分本来は屋外で使うものだろう。仕様は、 出口の吹き出し温度は、ちょっと離れると手を持って行ってもそれほど熱くは...
-
今から30年ほど前、富士山の土地を求めたあと4年ほどして「富士山は寒い、やっぱり暖かい土地にも遊び場所が欲しい」と思い、千葉房総にも土地を手に入れた、300坪。人里離れた牧歌漂う土地の話。 当時からそこに住みつく予定の方で、仲間と共に周りの土地を一括購入する世話してくれたO氏...
-
以前から何回か入ったことがあるこのかまぼこ型の喫茶店、帰京の際に久しぶりに寄ってみた。 柱のないこのタイプの建物の例に漏れず、外観はちっぽけだが中に入るとその大きさに驚く。とはいえ、今回のはとても小さいので、それほどでもないが、思った以上に広さを感じる。別荘なら、これで十...
-
今日も富士山は寒い。 設置が一応完了したので端材を入れて燃してみる。すぐ暖かくなる。成功だ。 設置完了 キャンプ用椅子/机や、衝動買いして行き場がなかった木の椅子2脚の出番がやっと回ってきた感じ。なお、煙突に巻いた耐熱性布は背の高さくらいまでとした。顔などの...
-
富士桜を見に富士山へやってきた。もう満開と思い来たが、ドギーパークから別荘地までの剣丸尾道路の桜はまだ大半がつぼみのままだ。満開まであと一週間はかかりそうだ。 そのかわり、河口湖出口インター近くの高速道路上から見た石段の神社の桜は見事だった。高速から見える赤いボンボリと石段は前々...
-
先の作業から2週間ぶりに富士山へ。2,3日滞在の予定が4日に。 先日ほぼ2階が完成した、と思った途端、また欲がでて、もう少し床面積を広くしたくなった。孫たちとテントを張って寝るためだ。前回、孫と遊びをかねて出来立ての2階で寝たとき、暖かい空気が上がってくるせいか、とても暖かく...
2 件のコメント:
drspacedom さん 今晩は!
先日は自作飛行機ブログにコメントありがとうございます。閑散ブログで普段訪問者もないもので、つい気がつかずに御礼が遅れてしまいました。
素晴らしいサイトを運営されていらっしゃるのですね。時がたつのも忘れて見入ってしまいました。
さすがドームハウス、海外からのアクセスも多そうですね
これからの、最後の仕上げを楽しみにしております。
ロートレーさん、
コメントAND訪問ありがとうございました。小生もすぐにご返事できずすみません。このところ自宅と実家(四国)の行き来が多く何かと……。今は実家。
それにしても飛行機作りには興味を持って見させていただいてます。小生も現役時代にそういう関係にいたものですから、小型のDIY機を作りたくて調べたことがあります。かれこれ20年くらい前。当時はアメリカではたくさんの方が、ホンダなどのエンジンを使って自宅の庭(アメリカの庭はだだっ広いですからね)で作ってましたね。確か1000ドルから2000ドル位で、またそのくらいで売っていたような記憶があります。
もう小生は無理なので、おおいにロートレーさんには期待しています。いつまでも完成しない方が夢があっていいのかも、小生のドームのように。
コメントを投稿